ぽっこりお腹が気になる40代にサプリメントが必要な本当の理由

人間の体は、40代を迎えるころから「太りやすい体」に変わっていきます。
なぜなら、加齢によって体の機能がどんどん低下していくから。
悲しいですが、お腹がぽっこり出てきたら、これはもう中年太りのサインです。
さらに40代からの肥満は、高血圧や糖尿病などの生活習慣病の原因にもなります。
太らない健康な体を作るためには、バランスの良い食事と運動と良い睡眠が必要ですが、もうひとつ、不足している栄養素を補うことがとても重要なんです。
この記事の目次
40代、サプリメントを活用しよう
身体の機能、基礎代謝や病気に対する抵抗力などは、40代を境目に急激に低下してきます。
お腹がぽっこり出てきたり、疲れがなかなか取れなくなったり、ちょっとした階段の上り下りが苦痛になったり、風邪が長引いたり。
そしてとどめに「もう若くないんだなぁ・・・」と思わず思ってしまったことのある人は、サプリメントの活用を考えてみてください。
サプリメントを活用する目的は3つあります。
- 食事で不足しがちな栄養素を補う
- 体の酸化を食い止める
- 足りないホルモンを補う
食事で不足しがちな栄養を補う
食材そのものの栄養価が、以前より低下しているって知っていましたか?
毎日バランスよく食事をしていたら、人間に必要なビタミン・ミネラルはほぼ満たすことが出来るというのは、もう昔の話なんです。
とくに野菜の栄養価は、50年前に比べて8分の1から20分の1にまで減っていると言われています。
同じトマト1個でも、今のトマトと昔のトマトじゃ栄養の摂れる量がまったく違うのです。
また、野菜のビタミンやミネラルは、収穫されて時間がたてばたつほど失われていきます。
スーパーでよく並んでいるとても便利なカット野菜ですが、野菜は千切りなどの加工をしただけでもビタミン・ミネラルは失われていくので、さらに栄養価が減っていると思っていいでしょう。
そこで、必要になってくるのがサプリメントです。
バランスの良い食事だけでは不足しがちな栄養素を補うには、サプリメントを利用するのが一番簡単で便利なんです。
体の酸化を食い止める
体の酸化とは、体が錆びるということです。
鉄が長く外気にさらされていると、酸素と反応して錆びてボロボロになるように、40代からの体は活性酸素による酸化がどんどん進んでいきます。
体の酸化(錆び止め)は、抗酸化物質を摂ることで食い止めることが出来ます。
抗酸化物質にはとても多くの種類があり、抗酸化ビタミンとして良く知られているのは、ベーターカロチン、ビタミンC、ビタミンEなどです。
これらは野菜を食べることでだいたい摂取できますが、そのうえで、酸化防止の食材としておすすめなのが青魚です。
青魚にはEPA(エンコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)含まれていて、体の錆び止めに効果がとても期待できます。
魚が好きではない人には、EPA、DHAをサプリメントで摂取することをおすすめします。
また、40代すべての人ににおすすめしたいのが、コエンザイムQ10やアルファリポ酸、ポリフェノールの抗酸化サプリメントです。
コエンザイムQ10は、体内でエネルギーを作る際に必要な栄養素で、イワシ、サバ、ウナギ、牛肉を食べることで摂取できますがとても微量な量しか取れません。
「最近、歳だな」と思ったら、抗酸化サプリメントであるコエンザイムQ10を試してみてください。
足りないホルモンを補う
40代を迎えると、歩く速度が遅くなる、駅の階段を上ると息切れがする、姿勢が悪くなった、ひざや腰などの関節痛に悩まされているという人が多くなります。
これらはすべて、筋力が衰えていることが原因です。
筋力を支配しているのは、DHEAやテストステロンと言われる男性ホルモンです。
ホルモンの血中濃度の検査で、このホルモンのレベルが低いような場合は、若返りホルモンと言われているDHEAのサプリメントをおすすめします。
ただし、DHEAは専門医の指導のもとで服用するようにしてくださいね。
40代からの必須サプリメントとは?
効果の実感できるサプリメントを選ぶには、まずは自分に足りていない栄養素が何かを知る必要があります。
不足している栄養素を特定するには、病院などで詳しい検査が必要になりますが、それほど厳密に考えることもありません。
健康診断の結果や、日々の生活状況から、自分の起こりやすい体調不良(疲れ、めまいなど)に対して、それに対応する栄養サプリメントを選べば大丈夫ですが、まずは基本であるマルチビタミン・マルチミネラルを補給するようにしましょう。
マルチビタミン・マルチミネラルは、体に必要なビタミン・ミネラルをすべて調合したまさにマルチなサプリメント。
これだけでも、多くの体調不良を改善するのに役立ちますが、食べ物の消化、吸収に個人差があるように、サプリメントの効果の出方も個人差があります。
サプリメントは、薬と違って飲むタイミングが明確に決められてはいませんが、食事の際に一緒に摂るようにするといいですね。
とくにベーターカロチンやビタミンEは、良質の油と一緒にとると吸収率が良くなります。
体は、すべての種類のビタミンが十分にそろって正常に動きます。
マルチビタミン・マルチミネラルは、40代からの必須サプリメントですよ。
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サプリメントを効果的に使うには
サプリメントを効果的に使いたいなら、次の3つを守るようにすると良いですよ。
- なるべく天然成分のものを選ぶ
- ラベルに書いてある目安量を守る
- 薬を常用している場合は主治医に相談してから
なるべく天然成分のものを選ぶ
サプリメントには、化学合成で作られたものと天然素材を原料にして化学合成したもの、そして完全な天然のものと、大きく3つに分けられます。
栄養不足を補うことを目的とするなら、完全な天然のものか天然素材を原料にしているものを選びたいですね。
なぜなら、天然成分で作られているものはより食べ物に近いため、吸収率や体内利用率が高くるなるからです。
天然サプリメントと合成サプリメントの見分け方は、パッケージの原材料表示を見れば分かります。
天然成分の場合は、野菜や果物など食物の名称、例えば「フルーツ種子、ケルプ、ローズヒップ、アセロラ」といった表示になり、合成成分の場合は「ビタミンB1、ビタミンC ナイアシン」など、成分の名称そのものが明記されています。
ラベルに書いてある目安量を守る
栄養素の中には、取り過ぎないほうがいい栄養素というのがあります。
サプリメントは、あくまでも毎日の食事で不足しがちな栄養を補う補助的なものです。
食事をとらずにサプリメントを規定量より多く摂取するのはNGですよ。
薬を常用している場合は主治医に相談してから
薬を常用している人や病気療養中の人、または食物アレルギーのある人は、基本的にサプリメントの摂取は避けた方が無難です。
でも、どうしても取り入れたい場合は、必ず主治医に相談するようにしてください。
サプリメントの種類によっては、持病の薬との飲み合わせが悪い場合もありますし、自分に合わない食物が使われているかもしれませんのでくれぐれも注意してくださいね。
今回のまとめ
いくらサプリメントを摂取しても、普段の食生活が乱れていたり、栄養が偏っていたら意味がありません。
サプリメントはあくまでも足りない栄養素を補う補助的なものです。
効果の出ないと思われるサプリメントは、続ける必要はありません。
基礎代謝が低下して太りやすくなる40代からは、上手に利用して健康で太らない体を作っていきましょうね。